1人暮らしの光熱費はいくらかかる？節約方法や注意点もあわせて解説
一人暮らしで意外と費用がかさみがちな光熱費ですが、転勤や単身赴任などで一人暮らしをする機会が多い人にとっては、いくら光熱費がかかるのか気になるものです。本記事では、一人暮らしの光熱費はいくらかかるのかを解説します。また、電気代とガス代、水道代それぞれの節約方法や注意点などを紹介するので、参考にしてください。
一人暮らしの光熱費はいくら？
総務省が発表している「2021年度の家計調査」によると、一人暮らしの光熱費の平均は「月間で合計1万1799円」とされています。内訳は、電気代が5715円、ガス代が3099円、水道代が2211円、灯油代などのその他の光熱費が775円です。これはあくまで平均であり、電気は電力会社、ガスはガス会社、水道は自治体などにより基本料金や使用料金は違うので、光熱費は居住地により異なります。また、夏や冬はエアコンなどの使用が多くなるので、季節や気候によっても光熱費が高くなる傾向があるのです。そのため、毎月1万1799円というのはあくまでも全国平均であり、住んでいる場所や時期によって光熱費はかなりの幅があると考えておきましょう。
一人暮らしの光熱費を節約する方法
ここでは、一人暮らしの光熱費の節約方法を、電気、ガス、水道代それぞれで解説します。
電気代
電気代の節約方法や注意点は「エアコンフィルターの掃除」「使用していない電源コードを抜く」「電気料金のプランを見直す」ことなどです。エアコンのフィルターが汚れていると、本来の風量を出すことができません。風量が少ないと部屋を設定温度にするまでに時間がかかるため、余分な電力を消費してしまいます。使用していない電源コードを抜いておくのも節電ポイントです。使用していない家電でもコードを抜かなければ待機電力を消費してしまいます。電気料金のプランを見直すことも重要です。一人暮らしなので、自分が家に居るとき以外は、ほとんど電気を使用することがありません。
時間帯によって割引があるプランなどに変更すれば、節約できる可能性があります。また、時期によっては割引キャンペーンなどが行われているケースもあるので、電気料金プランは定期的に見直しましょう。
ガス代
ガス代の節約方法や注意点は「ガスコンロの使用時間を短くする」「入浴を工夫する」「都市ガスを使える物件を検討する」ことです。ガスコンロの使用時間を短くすれば、ガス代の節約につながります。ガスコンロを使わなくても、電子レンジで調理する方法などもあるので工夫してみましょう。ガスをもっとも消費するのはお風呂の給湯です。例えば、シャワーだけにして、お湯を溜めたり追い焚きしたりする回数を減らせば、節約になります。また、ガスの種類はプロパンと都市ガスの2種類です。都市ガスのほうが料金は安いので、都市ガスを使える物件を選ぶのも節約につながるでしょう。
水道代
水道代の節約方法や注意点は「水を出しっぱなしにしない」「トイレの大と小の使い分ける」「洗濯はまとめて洗う」ことなどです。キッチンで食器を洗うときは、水を出しっぱなしにしがちではないでしょうか。例えば、洗いおけに水を溜め食器をつけ、洗剤を入れて洗う「ため洗い」など、水を節約する方法があります。トイレでは水を流すとき、「大」ばかりを使ってしまいがちです。できるだけ水の使用量を減らすため、適切に「大」「小」を使い分けて流すことをおすすめします。洗濯はまとめて洗うのがポイントです。まとめて洗うことで、洗濯機の使用回数を抑えられ、節水につながります。また、洗濯はすすぎに多くの水を使用するので、すすぎの回数を減らせる洗剤を選ぶのもいいでしょう。
光熱費は可能な限り節約しよう
一人暮らしで「月間の合計1万1799円」が平均とされている、電気やガス、水道などの光熱費は、毎月必ずかかる出費になります。必ずかかるなら、節約して安く済ませたいものです。本記事では、電気、ガス、水道代それぞれの節約方法を紹介しました。意識するだけで簡単に始められる方法もあるので、実践して可能な限り光熱費を節約しましょう。
