転勤族にとって住みやすい街とは？選ぶときに考えるべきポイントを解説
会社で急に転勤を命じられるなど、慌てて住まい探しをする状況になることがあります。転勤先がよく知らない地域だと、どの辺りが暮らしやすいのか判断するのは容易ではありません。とはいえ、できるだけ自分や家族に合うところを選びたいと思うでしょう。そこで今回は、住みやすい街を探すときのポイントを紹介していきます。
交通の利便性を考えよう！郊外でもアクセスしやすいエリアはある
転勤は会社の指示に従って行うものであり、住まい探しも仕事のことを意識して進める人が多いです。通勤にかける時間を少なくしたいなら、職場の近くにあるエリアが有力な候補になるでしょう。朝の通勤ラッシュを避けたい場合も同様で、徒歩や自転車で通える近場を選択するという手もあります。ただし、職場と離れているからといって、必ずしも往復の負担が大きいとは限りません。他路線などとも直通で乗り換えがないケースや、最寄りの始発駅でいつも座れるケースなどもあるからです。
したがって、郊外に住んでいても、大都市までアクセスしやすい可能性もあります。たとえば、東京近郊で探すなら、その見込みがあるのは神奈川や埼玉、千葉のエリアです。関西にも同様のエリアがあり、具体的には兵庫県の神戸や西宮などが挙げられます。
ファミリーで転勤するなら治安のよい閑静な住宅街や文教地区！
転勤族のなかには子育て世代も少なくありません。ファミリーで転勤するなら、子どもや配偶者のこともよく考える必要があります。その際に、多くの人が重視するのは治安の良し悪しでしょう。安心して暮らせる環境を求めるなら、閑静な住宅街や文教地区を中心に探すのが一般的です。子どもと過ごせる公園が多く、育児や教育の施設も豊富であるなど、住みやすい要素がそろっています。また、優れた利便性を持つ鉄道沿線にも、同様の要素を兼ね備えているエリアは多いです。
たとえば、名古屋周辺のエリアとしては、本山から星ヶ丘にかけた地下鉄東山線沿いの一帯が該当します。一方、大阪近辺でファミリーに適しているのは、大阪府北部の北摂エリアです。兵庫県の西宮駅北口エリアも子育てしやすく、そこから大阪の職場に通っている人も見受けられます。
生活の利便性もチェック！ライフスタイルに合う街を探そう
生活の利便性が高いことは住みやすい街の重要な条件です。食料品や衣服を買えるショッピングモールなど、日々の暮らしに直結する店や施設が充実しているかチェックしましょう。ただし、「おしゃれな街でスタイリッシュに暮らしたい」「京都に住むなら京都らしい生活を送りたい」など、人によって希望する内容は異なります。そのため、単純に利便性を追求するのではなく、希望を叶えられるエリアを優先的に選ぶことも一つの手です。
また、自分のライフスタイルに合いそうか検討することも忘れてはいけません。車を使用する生活に適したエリアや、休日に遊べるスポットが近場にあるエリアなど、自分にぴったりな選択肢を見つけることが必要です。
お試しとしてマンスリーマンションなどに滞在するのもおすすめ！
転勤が短期間だと分かっているなら、マンスリーマンションやウィークリーマンションも住まいの候補に加えると良いでしょう。ベッドや冷蔵庫など、一般的に必需品といえる家具や家電は、あらかじめ物件に据え付けられています。そのため、入居してすぐに生活をスタートできますし、引越しにかかるコストを抑えることも可能です。敷金や礼金が不要で、手続きがすぐに完了するというメリットもあります。法人契約にも対応しており、そちらの場合は会社に手続きを任せられる点も魅力です。
また、マンスリーマンションをお試しの住まいとして利用する人もいます。最初にしばらく滞在してみると、街の治安や利便性などがよく分かるからです。そうして街の様子がわかった頃に、住む場所をあらためて探すと、満足度が高いところを選びやすくなります。
転勤先での生活をイメージしながら家族にとって住みやすい街を！
住みやすい街探しのポイントを把握することは、転勤族にとって大きな意味があります。通勤や子育てをはじめとして、さまざまな観点で良好と感じられる環境を選び、新生活をスムーズに開始できるからです。そのためには、転勤先の暮らしを十分にイメージしなければなりません。家族と相性が良くて、全員が気持ちよく過ごせる街を選択しましょう。
